Arles,France (アルル,フランス)
コラム

「いのから始まるインサイト」 何故、ヒトは「幸せ」を定義するのが難しいのか?(#1/3)

「幸せを探す」、「幸せを見つける」という言葉。それらは全部、場所(where)とリンクしている、自分から動いているから能動的な印象がある。
でも、私の幸せは、いつもふとした時に突然やって来る。
「毎日幸せだなー」と自覚することは超少ないけど、予期せぬ瞬間で、幸せと感じることがある。だから、場所は予測できない。こちらから探求しないし、もともと探す場所すら分からないので、受動的だ。つまり、私の幸せは場所(where)でなくて、いつ(when)とリンクしている。
例えば、秋田県の農家の畑から空港へ向かう途中、畑の一面が雪で覆われていて神秘的だった。「こんな素敵な景色を見ることができている現在(イマ)が幸せ、その環境をつくったこの仕事に感謝しよう」となる。

自分の状況や置かれた環境を振り返ることができる瞬間が来た時、
今、ある人生を客観的に見る機会があった時、
その時に「あ、幸せだな」と感じられれば、私はそれでいい。

だから私の幸せとは、探すものでなく、気づくもの。
いつ幸せだと気づくかは人次第だから、予想ができないけれど、
そのときが来た時に、幸せだと思える自分でいたいから、今を頑張れるのだと思う。
では、それに気づいた最初の、具体的なきっかけは何だっただろう?

私は、都内の外資系金融企業に勤めていたことがあった…23~25歳の頃の私は、お金があれば、幸せになれると思っていた。その当時の精神状態はどんな感じかというと、「年収」という、ポケモンで言うとカビ●ンのような、とてつもなく図体のでかい生命体が、自分の価値観というソファのど真ん中に居座っているイメージ。
「恋愛」とか「健康」という他の生命体がそのソファに座ろうとしても、席を譲ろうとすらしない。ずっと「年収」が心を支配していた。(つづく)

 

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投稿者プロフィール

いの
いの
コラムニスト。母がアイドル、兄が俳優という環境で育ち、幼い頃から家族への劣等感と葛藤に悩む。その背景から他者の気持ちに敏感になり、他社の心理を洞察する習慣がつき、非言語コミュニケーションをビジネスに活かすために18歳でコーチング資格を取得。

消費者心理、深層心理、美意識を軸に、商品のインサイト発掘に活かして企業の商品のマーケティング・PRやキュレーターとして活動。学習院大学 文学部心理学科卒。

座右の銘:大好きなことは時計で測れる

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