コラムフード

何故、ヒトは「住所非公開」の飲食店にいきたがるのか?(#1/3)

ヒトは、「珍しいものが見たい」、「秘密を知りたい」という根源的な好奇心、ないし非常に強い欲求がある。 例えば週刊誌などの類は、こうしたヒトの欲求を掻き立てることで成り立っている。 日常がベールで被われた芸能人の●●と△△の熱愛・破局報道に対して、読者が一喜一憂する理由は、そんな「知らない世界」を覗いたかのような優越感、高揚感からくる。 ちょっと話がずれるが、このままお付き合い願いたい。

そもそも芸能人だろうと、赤の他人の恋愛事情をニュースとして取り上げて説明していることに何の意味があるのかと思ってしまう。出逢いの数だけ別れもあるだろうから、至って不思議ではない。むしろ親しい口下手な友人に彼女ができたニュースの方が、私にとってはよっぽど興奮する。

それでも芸能ゴシップが絶えない理由は、どこか芸能界という仕事場を“大衆の私たちでは行けない世界”と妄想しているからだろうかと推測できる。カリスマと揶揄される芸能人は、まるで「神様」として崇拝される傾向がある。「マジで、神!」という表現から分かるように、別格として当人を位置づけているのだ。

ただ、残念ながらそれ自身が妄想である。多かれ少なかれ、私は名前を伝えれば誰だか認識ができるような俳優・歌手・タレントと食事をご一緒したことがあるが、話をしていると本能的なものに大差がないことに気づく。

結論、「ヒト」である。

夜になると眠くなるし、美味しいものを「美味しい」と表現する。楽しいことが好きで、仲間と戯れながらお酒を飲んでいる。ずばり、一緒である。強いて言うならば、職業の選択である。芸能人はITでもなく、食品でもなく、芸能界という業界を選んで、働いているだけなのだ。

投稿者プロフィール

DJ dates (DJデーツ)
DJ dates (DJデーツ)
コラムニスト。 兄が俳優であり、幼い頃から比較されることで17年間 葛藤。 その背景から、他者の気持ちや心理を洞察する習慣がつき、執筆を開始。 18歳でコーチングのプロ資格(現:コーチAが発行)を取得し、現在は 「コンプレックスをモチベーションに変換する方法」,「アスリート・マインドセット」など、 顧客の美意識・価値観・幸せにおける視点を促すような、オリジナルのコーチングサービスを提供。 学習院大学 文学部心理学科卒。 好きな街:ニューヨーク、フィレンツェ 好きな食べ物:さんご焼き 座右の銘:大好きなことは時計で測れる

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