コラム

幸せの定義を聞かれたら、なんて答える? その3

「1社目で修行を積んで、さらに稼げる外資系金融へ転職して、年収を上げていく」
ウォール街の兵たち同様の、未来への青写真があったけれど、
そんな未来予想図は、精神的なストレスで、いとも簡単に歪んでしまった。
私は、非常に我慢弱い性格らしい。

5年先の年収が仮に2000万円くらいになって、裕福な生活ができたとしても、
その経済的な幸せのために、今を犠牲にすることが、私にはすごく難しかった。

「希望」とは、未来に望みをかけること。
つまり、「こうなったらいいな」という見通しである。
その見通しを実現させるために今を犠牲にできない、
器用でない人間もいるということだ。

「何でそんな待遇のよい会社を辞めたの?」と唆されたとき、
少し自分の行動を後悔しそうになった時期もあった。

ただ、私はまた過去に幸せもないと思う。
どんなウキウキで、リア充実な1日も、転職を決めて上司に意思を伝えた1日も、
5分過ぎれば、過去は過去。
それは、幸せではなく、良くも悪くも、思い出となる。

つまり幸せは、「今」、そこにあるものに気づくかどうかであり、
未来と過去からは、感知ができないものなのだと思う。(つづく)

投稿者プロフィール

ぷちヴぇーる
ぷちヴぇーる
コラムニスト。海外・国内のライフスタイル、情景、文化を発信する団体「Senpai_japan」のメンバー。

兄が俳優であり、幼い頃から比較されることで17年間葛藤。
その背景から、他者の気持ちや心理を洞察する習慣がつき、執筆を開始。

18歳でコーチングのプロ資格を取得し、現在では「コンプレックスをモチベーションに変換する方法」など、各クライアントに合わせたコーチングの提供を行う。
学習院大学 文学部心理学科卒。

好きな街:ニューヨーク、フィレンツェ
好きな食べ物:さんご焼き
座右の銘:大好きなことは時計で測れる

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